放射線技術科の業務
一般撮影検査
一般撮影とはレントゲン(X線)撮影とも呼ばれ、人体にX線を照射して、画像化する検査です。胸部・腹部撮影では肺の炎症、ガス像、臓器の観察ができ、骨・関節撮影では骨折の有無、軟部組織の観察が可能です。
当院ではフラットパネルディテクター(FPD)というデジタル検出器を使用しており、従来の検出器と比べ少ない線量での撮影が可能になりました。また、撮影した画像が瞬時に表示されるため、今まで以上に検査時間の短縮も可能になりました。
一般撮影検査を受けられる患者さんへ
✓ 妊娠中または、妊娠の可能がある方は事前にお知らせください。
✓ 検査ではX線を用いますので、撮影部位に金属類がある方は取り外してください。
| 貴金属(メガネ、ネックレス、ピアスなど)/金属のある下着 プラスチック類(ボタンなど)/湿布、エレキバン、カイロなど |
✓ 検査当日は必要に応じて検査着に着替えていただくことがあります。
ご不明な点がありましたら遠慮なくスタッフにお尋ねください
X線透視検査
X線透視検査は、X線を連続して人体に照射することで体内を動画のように映し出し、リアルタイムで観察できる検査です。
この装置では、消化器領域(経皮経肝胆嚢ドレナージ、内視鏡的逆行性胆道ステント留置術等)、婦人科領域(子宮卵管造影)、整形外科領域(脱臼整復)など多岐にわたる検査を行っています。
X線透視検査を受けられる患者さんへ
✓ 妊娠中または、妊娠の可能がある方は事前にお知らせください。
✓ 検査ではX線を用いますので、撮影部位に金属類がある方は取り外してください。
| 貴金属(メガネ、ネックレス、ピアスなど)/金属のある下着 プラスチック類(ボタンなど)/湿布、エレキバン、カイロなど |
✓ 検査当日は必要に応じて検査着に着替えていただくことがあります。
✓ 検査によっては食事制限や薬の服用をお願いする場合があります。
ご不明な点がありましたら遠慮なくスタッフにお尋ねください
CT検査
CT検査は、身体の周囲から照射したX線を検出器で読み取り、コンピュータで処理することによって、人体の輪切り画像(断層像)や三次元画像を作成する検査です。
当院は320列エリアディテクターCT装置の導入によって、高速撮影が可能になり、短時間で撮影ができます。また、人工知能(AI)技術を応用した画像再構成により、画質向上と被ばく低減も可能になりました。
CT検査では、造影剤を使用して撮影することがあります。造影剤を使用することにより病気の有無やその性質、範囲、状態をより正確に評価することができ、病気の治療計画に役立ちます。
CT検査を受けられる患者さんへ
✓ 検査時間は単純CT検査で5~10分、造影剤を使用したCT検査で10~20分程度です
✓ CT検査ではX線を用いますので、撮影部位にある金属類は取り外してください。
| 貴金属(メガネ、ネックレス、ピアスなど)/金属のある下着 プラスチック類(ボタンなど)/湿布、エレキバン、カイロなど |
✓ 検査当日は必要に応じて検査着に着替えていただくことがあります。
✓ 以下に該当する方は事前にお知らせください。
・妊娠中、妊娠の可能性のある方
・心臓ペースメーカーや埋め込み型除細動器を装着している方
・血糖測定器を装着している方
造影剤使用について
下記に該当する方は、検査前にお知らせください。造影剤を使用できないことがあります。
✓ 以前、造影剤を使用して具合が悪くなった経験がある
✓ 喘息を患ったことがある
✓ アレルギー性の病気、食べ物アレルギー、薬アレルギーがある
✓ 心臓病、腎臓病、糖尿病などがある
✓ 糖尿病の方で、血糖値を下げるお薬を飲んでいる方
✓ 女性の方で、妊娠中・妊娠の可能性がある方、また授乳中の方
造影検査に際して、必ず同意書・問診票を一読し、ご署名をいただきます。
※造影剤を使用しての検査の場合、検査前の一食を摂らないでください。水・お茶は飲んで構いません。
外来で検査を受けた場合の目安金額
| 検査内容 | 検査のみの総額 | 1割負担 | 3割負担 |
| 単純CT | 約20,000円 | 約2,000円 | 約6,000円 |
| 造影CT | 約30,000円 | 約3,000円 | 約9,000円 |
| 冠動脈CT(造影) | 約40,000円 | 約4,000円 | 約12,000円 |
※ 使用する薬剤や検査の追加などにより料金はかわりますのでご了承ください
MRI検査
MRI検査は、強い磁石と電磁波を用いて人体をさまざまな断面で撮影する検査です。MRI検査ではX線を使用しないため、放射線による被ばくはありません。
体内に人工内耳・水頭症治療用シャント等が入っている方は、検査を受けることができません。また、ペースメーカーやその他の体内金属、入れ墨やアートメイク等がある方は検査ができない可能性があります。
検査時間は40~90分間かかります。狭い装置の中で検査を行うので、閉所恐怖症の方は検査が難しいことがあります。また、検査中は工事現場のような大きな音もしますので、耳栓やヘッドホンをして検査を行います。
MRIは非常に動きの影響が出やすい検査です。検査中は動かないようにご協力をお願いいたします。
MRI検査を受けられる患者さんへ
検査室内への電子機器や金属製品の持ち込みについて
磁気による破損・誤作動・発熱によるやけどを起こす可能性があります。
1. 当院ではMRI検査できない事項
| 人工内耳・水頭症治療用シャント・脳深部刺激装置・脊髄刺激装置 可動性義眼(磁石式)を使用している方、眼窩内に金属片がある方 |
2. 次のような方は検査できない場合があります
✓ 体内および体外に医療用電子機器・金属類がある方(3テスラMRI非対応の場合)
| 心臓ペースメーカー・植込み型除細動器(ICD)・ 両心室ペースメーカー(CRT) リードレスペースメーカー・ループレコーダー・インスリンポンプ・持続血糖測定器 脳動脈瘤クリップ・内視鏡止血用クリップ・マーキングクリップ・胆管用ステント 冠動脈ステント・血管内ステント/コイル/フィルター・人工血管・心臓人工弁 整形外科手術による器具(人工関節・人工骨頭・プレート・ボルト等) 義歯(磁性アタッチメント)・義手・義足・避妊リング・ストーマなど |
✓ 妊娠初期(14週未満)の方
✓ 刺青・アートメイク・ネイルアート・マグネットネイル
検査当日の注意
✓ 検査部位により食事制限や飲水制限、排尿制限が必要な場合があります。
✓ アイメイク、増毛パウダー、ヘアーファンデーションを検査当日は使用しないでください。
✓ カラーコンタクトはつけずに来院いただくか、検査前に外していただきます。
✓ ネイルアートは極力してこないでください。検査できない場合があります。
✓ ヒートテックなどの保温下着、金属のついた下着はお着替えをお願いします。
造影剤について
次の既往がある方は、副作用を生じる可能性がやや高くなりますので、担当医に申し出のうえ、相談してください。
✓ ご本人又は血縁者に喘息やアレルギー体質の人がいる
✓ 以前、造影剤使用で気分が悪くなったことがある
✓ 重い腎臓の病気がある
体内金属や造影剤・検査の注意事項等、詳細は下記の資料をご確認ください。
外来で検査を受けた場合の目安金額
| 検査内容 | 検査のみの総額 | 1割負担 | 3割負担 |
| 単純MRI | 約25,000円 | 約2,500円 | 約7,500円 |
| 造影MRI | 約30,000~45,000円 | 約3,000~4,500円 | 約9,000~13,500円 |
| 心臓MRI(単純) | 約30,000円 | 約3,000円 | 約9,000円 |
| 心臓MRI(造影) | 約40,000円 | 約4,000円 | 約12,000円 |
※ 使用する薬剤や検査の追加などにより料金はかわりますのでご了承ください
血管造影検査
血管造影検査は、血管内にカテーテルと呼ばれる細い管を挿入し、造影剤を注入しながらX線撮影を行う検査です。この検査の目的は血管の形状や血流状態、病変部を観察・診断・治療することです。撮影装置が前後左右に自在に動くことが可能で、さまざまな角度から血管の撮影を行うことができます。
心臓カテーテル検査
心臓カテーテル検査は、心臓や血管にカテーテル(細く柔らかい管)を挿入して詳細に評価する検査の総称です。
主な検査内容は、心臓内の各部屋の圧力測定、造影剤を用いた冠状動脈(心臓を栄養する血管)や心腔の撮影、血液サンプリングなどがあります。特に狭心症の方には、動脈硬化性病変の有無やその程度を評価し、治療方針を決定する大切な検査になります。
詳細な検査内容と実績は以下からご確認ください。
核医学検査(RI)
核医学検査は、微量の放射線を出す放射性医薬品を体内に投与し、放射性医薬品が臓器や体内組織などに集まる様子を画像化する画像検査です。核医学検査の大きな特徴は、血流や代謝などの機能変化を画像情報として反映できることです。
当院では心臓専用半導体SPECT装置を導入しています。この装置は心臓検査に特化しており、従来のSPECT装置より、エネルギー分解能が高く、感度・空間分解能が高いため、効率良く短時間撮像が可能になりました。
核医学検査を受けられる患者さんへ
- RI検査は、放射性医薬品を用いるため、妊娠中、妊娠の可能性のある方、授乳中の方は事前にお知らせください。
- 核医学検査で使用する放射性医薬品は患者さんの予約に合わせて準備します。検査をキャンセルされる場合は検査前日の13時までにご連絡ください。当日キャンセルはできません。
- 検査内容に応じて、食事制限、飲水制限等が異なるため、気軽にスタッフまでお問い合わせください。
外来で検査を受けた場合の目安金額
| 検査内容 | 検査のみの総額 | 1割負担 | 3割負担 |
| 骨シンチ | 約60,000円 | 約6,000円 | 約18,000円 |
| Gaシンチグラフィ | 約65,000円 | 約6,500円 | 約19,500円 |
| 肺血流シンチグラフィ | 約40,000円 | 約4,000円 | 約12,000円 |
| 心筋シンチグラフィ | 約110,000円 | 約11,000円 | 約33,000円 |
※ 使用する薬剤や検査の追加などにより料金はかわりますのでご了承ください
負荷心筋シンチグラフィ
心臓へ特異的に取り込まれるRI(ラジオアイソトープ)と言われる放射性医薬品を静脈注射で体内に注入します。
その薬品が目的の部位に集まり、そこから出るガンマ線という放射線を専用カメラで撮影して画像化します。
この検査は、カテ-テル検査と比べて患者さんへの負担が少なく、心臓の状態(心臓への血のめぐりや障害の程度)を評価することができます。

検査当日の注意
✓ 検査当日は朝食を食べないでください。
✓ 当日朝はお茶やコーヒーなどカフェインを含むものを飲水しないでください。お水は飲水可能です。
骨シンチグラフィ
検査当日の注意
✓ この検査では食事制限や飲水制限はありません。
✓ 放射線医薬品投与後、数時間あけて検査を行うため時間がかかります。

























